ある日、ラボの工房に何やら見慣れぬ形をしたものが…
しばらくしてもう一度見にいくと…
増えている…!
工房にいたコウノさんに聞いてみると、
「これを作ってます。」と、この写真を見せてれました。
テーブルですね!
コウノさんの傍にあったのは、Enzo Mariの著書『autoprogettazione?』。
見開きの片側に図面と板取りの図、もう片側に家具の写真が載っています。
左ページの通りに木材を用意し組み立てていくと、右ページの写真のような家具が作れるというもの。
ラボでは今年、身の回りのものを自分で作ったものに変換していく「暮らしのセルフビルド」をテーマに講座を開催していく予定ですが、
『autoprogettazione?』の背景にあるのも
「木材と釘だけで簡単に組み立てられる家具を作る」
「必要な時に必要なだけ自分で家具を作る」
というテーマです。
セルフビルド、DIYなど、表現は様々ですが、
「必要なものを自分の手で作る」はラボの一大テーマになりそうです。
本をパラパラと眺めている間にも、組み立てがどんどん進んでいきます。
脚の形もさることながら、脚の間に渡された板や、天板の下にくるX字のパーツも目をひきます。
この形はデザインだけではなくて、前後方向・左右方向への強度を上げるための形なのではないかな…?と、
先日の棚づくりを経て、少し見方が変わってきました。
そして、下穴開けやビス留めなど、スピード感がまるで違います。
「シンプルな技法」とはいえ、文章を読んだり説明を聞くだけでは身につかないところですね…
天板も付いて、完成!
今回、天板以外の部分に使ったのは、MWL Materialsのツーバイ材です。
サイズは全部で40種類。
樹種はスギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツの4種類で、全て長野県産の木材です。
それぞれの樹種の特徴やサイズなどの詳細はホームページに記載しています。
(https://www.mimaki-wood-lab.com/2x4mwlab-materials/)
材料のみの購入や、カット等の加工依頼もお受けしています。
県産木材のツーバイ材、材料選びの選択肢に加えてみてください。
また「autoprogettazione?」の他にも、ラボには家具作りや雑貨作りに関する本や雑誌を置いています。
どうすれば作りたいものを形にできるか、イメージを膨らませて、ぜひ自分の手で作ってみましょう。
それでは、2024年もミマキウッドラボでお待ちしています!